kindle本を読んでいると
ページの見た目に違いがある…
なにが違うの…?
Kindle本の原稿は2種類。
- wordから起こすリフロー型
- PDFから起こす固定レイアウト型
両方同時に使用して出版はできないため、原稿を準備する際はどちらかを選択します。
この記事の内容
- リフロー型と固定レイアウト型の違い
- リフロー型と固定レイアウト型のメリットとデメリット
- リフロー型に向いている本
- 固定レイアウト型に向いている本

リフロー型と固定レイアウト型

Kindle本の原稿、最終的にEPUBファイルに変換しますが、元になるのは2種類です。
- リフロー型
- 固定レイアウト型
EPUBファイルとは…
- EPUB = Electronics Publication
- 電子書籍のファイルフォーマット
これだけ覚えておけば大丈夫です!
Kindle本を出版するために必要なファイルが、EPUBとなります。
wordから起こす「リフロー型」とは

Microsoft wordやGoogleドキュメントに原稿を書き、EPUBに変換したファイルがリフロー型。
リフローとは
- リフロー = 流動的
- 可変対応
読む人が端末上でフォントやフォントサイズ・背景の色をカスタマイズできるのがリフロー型です。
リフロー型に向いている内容
リフロー型に向いている本は「テキスト(文章)」メインの本。
- 小説
- 画像少なめのハウトゥー本
- 画像少なめのノウハウ本
画像の多い少ない
- 画像多い:1~2ページに1枚の画像
- 画像少ない:数十ページに1枚程度の画像または、ほぼ画像なし
※画像 = 写真やイラスト・挿絵・図や表など
リフロー型のメリットとデメリット

書き手側のメリットとしては「いつでも」「どこでも」「カンタンに」原稿を書けることです。
GoogleドキュメントやGoogle KEEPを使えば、ちょっとしたスキマ時間を利用してスマホで原稿を書き進められます。
デメリット
- 表示がズレる
- 画像が小さくなる
編集画面と実際のKindleのページは違うので、EPUBビューアーで確認したらズレまくっていた…なんてことも。
無料で手軽に原稿を書けるのはリフロー型なので、画像をたくさん使った内容以外はリフロー型で十分です!
\ リフロー型の悩みにこの一冊 /
PDFから起こす「固定レイアウト型」とは

PDFに書いた原稿をEPUBに変換し、出版するのが「固定レイアウト型」
レイアウトが固定
- 1ページずつ構成
- ページレイアウトが固定なので「固定レイアウト」
固定レイアウト型に向いている本
固定レイアウト型に向いている本は、画像やイラストが多い本です。
- 写真集
- 図解のノウハウ本
- 画像やスクリーンショット多めのノウハウ・ハウトゥー本
固定レイアウト型のメリットとデメリット

固定レイアウト型のメリットは「ページ崩れしない」こと。
作った1ページ1ページが、そのまま読者に表示されるため、慣れると作りやすいです。
文章だけの固定レイアウト型は「ページ数稼ぎ」と疑われる可能性もあるため注意が必要です。
- スクリーンショット多め
- 図や表を多用
- 写真が多い
このような本を作る際は固定レイアウト型が向いていますので、本の内容にって使い分けるといいかと思います。
\ 固定レイアウト型の悩みにこの一冊 /
リフロー型と固定レイアウト型【まとめ】

Kindle本の2種類の原稿について、まとめてみました。
- 原稿は2種類
- リフロー型と固定レイアウト型
- 手軽に作るならリフロー型
- ページ崩れさせたくない写真集やノウハウ本は固定レイアウト型
- どっちも使えるとGOOD!
最初は覚えることが多く大変ですが、両方使えると出版本の幅が広がります。
ぜひ、どんどんチャレンジして身に付けていってください!
\ Kindle本出版一覧はコチラ /