インデントって…?
wordじゃダメなの…?
Kindle本出版豆知識として、ちょっとしたハウトゥーをご紹介していきます。
知っておくと「読みやすい原稿」を作れるので、知っておいて損はない豆知識。
この記事の内容
- インデントとは
- インデント処理したい場合は2段落目から
- KDPに登録できる原稿は「.docx」と「.EPUB」
- .docxの場合、自動的にインデントが挿入される
インデントとは

段落の一文字目を空ける「字下げ」が「インデント」です。
小学校の作文では、段落の一文字目を空けると教わるため、過去の記憶で書くとインデントを多用した文になります。
小学校で「段落の一文字目を空ける」と教えるのに、日本人は「揃っている」モノを好みます。
インデントが多くてガタガタの文章は、単純に美しくないので読みにくい印象を与えます。
段落のまとまりを表現したいのであれば、段落と段落のスペースを空けましょう。
インデントがなくなりガタガタ文が改善し、美しく読みやすい文章になります。
インデント処理したい場合は2段落目から

「どうしてもインデント処理したい!」人は、2段落目からインデント処理しましょう。
見出しや小見出しがあれば、その下の文章は「段落」として認識できるので、インデント処理する必要はありません。
雑誌もこのように処理されています。
KDPに登録できる原稿は「.docx」と「.EPUB」

KDPに原稿をアップロードして本を出版します。
アップロードできる原稿ファイルは「.docx」か「.EPUB」です。
Microsoft wordで原稿を作る人の場合「.docx」のままアップロードする人が多いかもしれません。
「.docx」でKDPに原稿をアップロードすると、Amazonの余計なひと手間が加えられ、とても見にくい文章になってしまいます…
自動的にインデントが挿入される
「.docx」でKDPに原稿をアップロードすると、すべての段落にインデントが挿入されます…

一方で、EPUBでアップロードした場合にはインデントは挿入されません。

上の画像はサンプルで文章が少ないので、あまり違和感を覚えませんが…
Kindle本の原稿ともなると、すべてのページでガタガタになってしまい「読みにくい」印象を与えてしまいます。
wordからEPUBに変換するツールはあるが…

wordからEPUBに変換するフリーソフト、あまりお勧めできません。
なぜなら、上の画像を見ればわかる通り、段落と段落が詰められてしまいます。
インデントを消したくて変換したのに、さらに読みにくくなってしまうのです…
EPUBに変換するなら
- 面倒くさい作業ですが…
- wordの文章をすべてコピー
- Googleドキュメントに移行
- Googleドキュメントで段落を設定し
- EPUBファイルをダウンロード
kindle本豆知識「Wordは自動インデントに注意」【まとめ】

kindle出版豆知識として、インデントについてまとめてきました。
小学校では一字下げろと教えるのに、揃ってないと見栄えが悪く読みにくい…
なんとも矛盾した話ではありますが、kindle本は小学生の作文ではないので、揃えた方が無難です。
Microsoft wordで原稿を作ってアップロードしている人は、注意してください。